普段は気にならない、ほんのちょっとしたことが気になったときに読みたい本です。
とってもやさしい物語だと感じました。
紹介する本について
タイトル:パンとスープとネコ日和
著者:群ようこ
発行所:株式会社角川春樹事務所
発売日:2013年7月18日
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あらすじ
唯一の身内である母を突然なくしたアキコは永年勤めていた出版社を辞め、母がやっていた食堂を改装し再オープン。しまちゃんという、体育会系で気配りのできる女性と一緒にお店をきりもりしている。メニューはサンドイッチ、スープ、サラダとフルーツのみ。安心のできる食材で手間ひまをかけた料理を提供する。そんなアキコのもとにネコのたろがやってきて、、、、愛おしい日々を描く傑作長編。
印象に残ったことば
いちばん大事なのは、自分がぶれないことよ。それはご自身がいちばんわかっているでしょうけど。それさえちゃんとしていれば大丈夫。
パンとスープとネコ日和 より
「『ずっとその方針』ねえ、それって大切よね。うん、それは大事」
パンとスープとネコ日和 より
迷うこともあるけれど、自分がブレない芯の強さは心地いいと感じました。
何気ない日常で、愛おしく、共感もできた作品です。
シンプルだけど、心地いい、さらっと読めて、自分に「いいよ」と言うことができるそんな素敵な作品です。
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